角丸

鴨川の里山にようこそ

鴨川といえば、房総半島という立地条件から 『海!』をイメージする人が多いと思います。
でも海岸から、ほんの少し内陸へと移動すると、周囲を山に囲まれた 美しい里山があります。
そこは昔からおいしい「長狭米」が採れる米どころとしても有名です。
そんな田園風景の中に「みんなみの里」があります。
『鴨川の里山』にようこそ・・・・・
歴史のあるこの里山には、これまであまり紹介されてこなかった場所や物が色々あります!
そこで、知られざる?里山の「あれこれスポット」を、ご紹介します。

ぼけ除け地蔵様

■ボケ除け祈願はここです
「ぼけ除け地蔵様」って知ってますか?そんなお地蔵様がいらっしゃるなんてビックリしますよね? 初めて「ぼけ除け地蔵様」の御札を見たときは、世の中には、なんておおらかなお地蔵様がいらっしゃるのかと、 思わず笑ってしまいました。
人の願いは色々ありますが『最後までボケずに生きたい』という願いを受けいれて下さる、ありがたいお地蔵様です。
こんな珍しいお地蔵様は、他には無いに違いないと思っていましたが、調べてみると全国にちらほらと! うわぁ!
ン十年生きてきて知らなかっただけに驚きました。人の願いは、昔から全国共通ということでしょうか。


■「ぼけ除け地蔵様」の御札
ありがたい御札です。今は、中々手に入らないかも。
合掌・・・・・

「ぼけ除け地蔵様」の場所は、鴨川の平塚地区。
「みんなみの里」から長狭街道を保田方面へ向かい平塚の信号を左折。
すぐに右側に赤い旗が見えます。その旗が目印です。


「ぼけ除け地蔵様」はのどかな田園風景が広がる里山で、
皆の願いをずーっとずーっときいて下さっています。
ありがたやありがたや・・・・・
参考地図  平塚ハイキングマップ   みんなみの里かもチャリマップ

主基の「大賀蓮の里」

■古代大賀ハス
鴨川の主基にある「大賀蓮の里」。 1951年、千葉県で、およそ2000年前の蓮の実を発掘し、開花させることに成功したあの古代蓮を、この鴨川でも育てています。
だんだん株を増やすなど、年毎に規模も大きくなり、今ではトイレや休憩ベンチを用意するなど整備も進んできました。
時には猪や病害虫の被害にあうなど、大変な目に遭いながらも、 毎年見事な花を咲かせ、多くの人が訪れる憩いの場所にりました。
美しい咲き姿に感動すること間違いなし。
2013年から『みんなみの里』開催の古代大賀ハス写真コンテスト開催しています


■蓮の花の見頃
花時期は、その年の気候により多少ずれますが、6月半ば頃開花が始まり、7月半ば頃まで咲き続きます。
ハスは早朝、咲くときポッというひそかな音をたて開花し、そして黄色の花芯をのぞかせます。その花芯に朝日が あたると黄金色に輝き、まるで極楽浄土にいる気分。
又、朝露がまあるい玉となって、緑の葉にころがる様は、清涼感たっぷり!
「大賀蓮の里」へは「みんなみの里」から長狭街道を鴨川市街地へ向かいます。主基の交差点を過ぎ、右に三共製氷冷蔵、左にGS 、大賀ハスの里案内板がある所で右折します。分かれ道がを右に入るとすぐです。
参考地図  みんなみの里かもチャリマップ

長狭の観音桜

■銘木「長狭の観音桜」
各地に桜の名所や銘木がありますが、この「観音桜」も地元では有名な桜です。
「観音桜」という名の由縁は、この桜の木の側に観音様が祀ってあるからだということです。 なあんだと思った方いらっしゃいますよね。私も、最初は観音様の形をした洞がある桜の木だと勘違いしていました。
桜の種類は山桜(オオシマザクラ)で、樹齢は不明ですが胴回りは5mほどあり、堂々とした巨木です。
小さな山の頂という場所柄気象条件が厳しかったのか、根元から数本の大きな枝を開くという樹形となりました。
その姿は、只者ではない雰囲気が・・・・
麓のソメイヨシノの開花後に、ひっそりした趣のある花を咲かせます。


■強風で折れても尚咲く「観音桜」
2009年には、強風に吹かれ、大きな枝が折れるなど痛めつけられましたが、その時もけなげに花を咲かせていました。
「長狭の観音桜」の場所は、長狭地区の成川。
「みんなみの里」から410号線を君津方面へ向かうルートです。長狭中学校交差点を直進、少し坂をのぼると、 「鴨川サテライト」や「観音桜」の案内看板が右手に。そこを右折し、しばらくいくと、 又案内看板(小さいので注意)がありそこを左折。しばらく道なりに行くと「観音桜」登り口です。 そこからは、徒歩で15分程山道を登り頂上へ。大きな桜の木が迎えてくれます。

気品ある咲き姿に感動!
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古泉千樫生誕の地

■生誕の地にある「椿の井戸」
古泉千樫(こいずみちかし)は、伊藤左千夫、斎藤茂吉、島木赤彦らとともに 雑誌「アララギ」の発展に尽くした歌人です。 鴨川の細野の農家の長男として生まれ、農村での生活や里山の自然を数多く詠い、日本近代短歌史にその名を刻みました。
生誕の地は今は公園として整備され、 その当時の古い面影を残す椿の井戸を中心に、県の史跡に指定されています。
そこには、彼の代表作のひとつ
「みんなみの 嶺岡山のやくる火の こよいもあかく みえにけるかも」
という 歌碑もあります。 おや?!と思った方いらっしゃいますよね。
そうです!「みんなみの里」の名の由来はこの歌によるものです。


■古泉千樫の歌碑
「古泉千樫生誕の地」の場所は、長狭地区の細野。
「みんなみの里」から長狭街道を保田方面へ向かいます。御園橋手前、吉見屋ところに案内看板が有り、 そこを左折。すぐに右に入る案内看板(見逃さないよう注意)があるので、そこを右折。すぐ見えてきます。

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千樫生誕の地には「みんなみの里」のイベント『里山ウォーキング』元名細野コースで立ち寄ります。 イベントをチェックしてみてくださいね。

大山千枚田

■東京から一番近い棚田「大山千枚田」
1999年に農林水産省の日本の棚田百選に認定された『大山千枚田』。
375枚の大小様々な田が段々に 連なって、美しい景観をつくっています。
2002年には、千葉県の名勝にも指定されました。

棚田の美しさは、季節により変わります。
春の月夜の水田、風で緑の波が揺れる夏、 黄金色に染まる秋・・・
色々な風景が楽しめます。
日本の農村の原風景に癒されること間違いなし♪



■美しい『棚田の夜祭』
大山千枚田は、雨水のみで耕作を行っている天水田。
つまり農業用水路が無いので雨が降らないと大変です。田に水が欲しい時期に日照りが続くと、 この辺りでは、神社で『鞨鼓舞い』を奉納し、雨乞いをします。
そうすると不思議なことに、たいてい恵の雨が・・・
そして無事実りの秋を迎えます。
棚田で松明を灯す「棚田の夜祭」も人気です。
釜沼にある『大山千枚田』へのルートは、 「みんなみの里」から長狭中交差点を左折、長狭街道を保田方面へ。 車で5分ほどで、左手に「安田自動車」「大山千枚田案内看板」がありますので、そこを左折。 山道をくねくね上っていくと千枚田に到着です。
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大山寺

■大山寺「不動堂」
大山寺は、奈良時代に良弁僧正が開山したと伝承されています。
そこには、下記に示した素晴らしい文化財があります。

◎千葉県有形文化財
 不動堂(江戸時代後期建立)、波の伊八作「龍」彫刻と本尊を安置する厨子。
◎千葉県有形文化財
 鐘楼・石造宝篋印塔(文和2年(1353)造立)
◎千葉県指定文化財
 本尊「木造不動明王像」(鎌倉時代後期の作と推定)
 ※本尊は2月3日の節分会でご開帳


■波の伊八作「飛龍、地龍」
『波の伊八』とは、江戸時代から昭和に至るまで、代?まで続いた、鴨川生まれの名工の称号です。 何故『波の伊八』なのかというと、初代「武志伊八郎信由」が彫った波の表現が素晴らしいと、 当時の職人仲間で有名になり
「関東に行ったら波を彫るな、彫ったら笑われる」
と言わしめたところから、そう呼ばれるようになったと云われています。
今でも主に房総の神社や寺院の欄間等に、彼の素晴らしい彫刻が残されており、 この大山寺の不動堂では、初代『波の伊八』の彫刻「飛龍、地龍」を、見ることができます。



■長狭七福神「大黒天」
長狭地区の神社や寺院にある『長狭七福神』。
ここ大山寺には「大黒天」がいらっしゃいます。
左側が「大黒天」
日本の大黒天が豊穣の神として信仰されるようになったのは、 「大国主命」と混同されたことによるといわれています。
大国主命は国造りの神、農業神として信仰されており、それが読み方が似ている大黒天にもあてはめられました。
こちらの大黒様も、俵の上に乗り、袋を背負い、打ち出の小槌を持った福々しいお姿です。


■大山寺「火渡り」
大山寺では5月に、恒例の「火渡り祭」が行われます。
火渡りは、修験者の荒行のひとつですが、大山寺へ参詣した人も参加することが出来ます。
熱さの残る灰の上を素足で歩き、家内安全などを祈願します。
ほら貝が鳴り響き、煙がもうもうと立ちのぼり、辺りは何とも言えない厳かな雰囲気です。
大山寺へのルートは
「みんなみの里」から、長狭街道を保田方面に向かい、大山橋への道を左折。
そのまま道なりを登り進みます。山道なのでカーブも多く注意が必要です。
見えてくる大きな屋根が、大山寺です。

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バクチの木(博打の木)群生地

■バクチの木
バクチの木ってご存知ですか?
バクチの木は、絶えず古い樹皮が長さ数10センチ程度のうろこ状に剥がれ落ち、黄赤色の幹肌をしています。 その姿が、まるで博打に負けて身ぐるみ剥がされたようだということで、「バクチの木」という名前がついたということです。 バラ科サクラ属で、常緑高木。関東以西の本州、四国、九州、沖縄の温暖地に分布しています。 この木は、マホガニーの代用品として家具材、器具材などに使われています。 葉からは咳止め薬、樹皮からは黄色の染料がとれます。名前はちょっとナンですが、色々役立つ木なのです。



■県特定記念物に指定
バクチの木は、県特定記念物に指定されていて、平塚の大山寺周辺に群生しています。 実はこの地点が日本国内での、バクチの木自生の北限にあたります。
「バクチの木群生地」の場所は、平塚地区。
「みんなみの里」から長狭街道を保田方面へ向かうルートで、大山橋への道を左折。大山寺を目指して下さい。 大山寺周辺に群生地があります。
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不思議の天狗

■不思議の天狗
白滝不動教会から嶺岡浅間(みねおかせんげん)へ登る途中にあります。
初めてここを訪れた時、まるで民話の世界にきてしまったような、不思議な気持になりました。
小さな祠に無造作にゴロゴロと置かれたような天狗。それも頭部分だけなのです。
しかも小さい祠に入りきらず、にゅっと鼻がつきでている姿は、何か・・・を感じます。
思わず手を合わせていました。

風邪の神様

■「奥野宮」風邪の神様
この神様は、平塚地区のとある家の庭にあります。
う〜ん・・・・・びっくりですよね!
お稲荷様がある家はけっこう見かけますが、何と「風邪の神様」ですから。
風邪を引きそうな時、風邪に絶対かかりたくない時、又は風邪引いちゃった時
お水やお供えをもって、お参りするそうです。
このお宮は、他所の人が来てもお参りできるようにと、通りから入れる道まであります。
う〜ん♪その心遣い嬉しい♪
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水仙の里

■法明に咲く日本水仙
まるで秘密の花園のような場所。
12月〜1月末頃に咲く日本水仙。まだまだ寒い中、凛とした花を咲かせ、甘い香りを漂わせます。
温暖な気候の房総では、日当たりの良い斜面で良く育ち、群生するので、こんな夢のような景色になるのです。
乙女チックな気分になること間違いなし。

場所は、山の上の方にあり、また道も分りづらいという難点があります。
参考地図  平塚ハイキングマップ

角丸